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言語データベース

■言語コーパス

近年、言語コーパスの研究が進んでおり、日本語教育も例外ではありません。
コーパスを利用することにより、語の組合せ(コロケーション)を確認することができます。普段何気なく使っている言葉が実際に使われているかどうか、どの語と組み合わせるのが一般的なのかなど調べることができます。
ここでは、国立国語研究所が行ったコーパス研究の成果である二つのコーパス辞典を紹介します。

※言語コーパスとは
言語を分析するための基礎資料として、口語及び文章の言葉を体系的に蓄積した言語データーベース。

(1)現代日本語書き言葉均衡コーパス「少納言」
現代日本語の書き言葉を把握するために集めらた言葉、約1億語が収録されている。日本語のコロケーションを確認するときに便利。検索対象のジャンルが選択できるので目的に応じた利用が可能。
より高度な検索をしたい場合は、「中納言」(登録制)を使うと良い。

(2)日本語教育のためのコーパスを利用したオンライン日本語アクセント辞書(OJAD)
OJADは、日本語教師と日本語学習者のためのオンライン日本語アクセント辞典。4つの機能が備わっており、また多言語(英語、インドネシア語、韓国語、中国語、ベトナム語、ドイツ語)対応しています。

<4つの機能>
1)単語検索
代表的な日本語教科書13冊を対象としたアクセント辞典。単語検索だけでなく、用言の活用(12種類)を調べることができます。また、音声サンプルの聴き取りやダウンロードも可能。

2)動詞の後続語検索
単語検索ではカバーできない、動詞に後続語が付いた場合のアクセント検索が可能。アクセントの位置の変化に対応している点が良い。

3)任意テキスト版
任意の日本語文章を入力すると、文中の用言を抽出しアクセントを表示する。種類は辞書形だけでなく、「単語検索」同様、12種類の活用に対してアクセント記号が表示される。

4)韻律読み上げチューター スズキクン
任意の日本語文章を入力すると、アクセント核の位置を推定し表示する。さらには、その文章のピッチパターンも推定し表示する。なお、オプション機能があり、表示方法は変更可能。

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